マンション購入のご契約をいただいたT様ご夫妻と記念撮影
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先週末、私の不動産仲介者人生の中でも “3本の指には入る” くらい素敵な契約を結ぶことができました。
きっかけは昨年の年末も差し迫るころ、私宛に届いた一通のメールからでした。
そのメールは、前々職で何度かお取引をさせていただき、その後ご長男様のお住まい探しもお世話させていただいたお客様からでした。
「次男が結婚し、新居購入を考えているので、是非相談に乗ってやってください。」
これが今回のご依頼内容でした。
営業を行うものとして、こんな嬉しいご依頼はありません。
しかし、お父様からの信頼、ご長男様からの信頼、この2つの信頼を裏切るような仕事は出来ない、と責任の大きさを感じるご依頼でもありました。
昨年末中にいくつかピックアップした物件をご紹介し、年明け早々に私の新天地の事務所へお越しいただきご希望条件等の内容を詳細に打ち合わせ、
(ちなみに事務所からの眺望がこれです。)
その翌週には複数物件をご見学いただき、これからの新生活をどのようなところで築いていくのかのイメージ作りをしっかり行っていただきました。
その見学の際に、非常に条件の良い物件はありましたが、少し予算オーバーだったので、
“今は焦る必要はないので、今回は様子見しましょう” という結論になりました。
そこから2週間が経過したある日の夕方、毎日のルーティーンで不動産業者間の物件情報サイトをパトロールしていたところ…
なんと、2週間前に売主側仲介者を通して見学した物件が売主業者様から直接情報サイトに登録された!
不動産業界で働く方ならよくご存知かと思いますが、この物件は「専任返し」によりそれまでの3ヶ月間、超大手仲介会社が売主側窓口となって販売されていたのです。
その超大手仲介会社の担当営業マンがとにかくやる気が無くて、対応もひどいものでした。
その物件はT様ご夫婦のご希望にドンピシャ、
室内はこだわりのフルリノヴェーションが施工されておりピッカピカ、
あとはお値段次第という状況だったのです。
売主業者様から直接物件情報サイトに登録されると、あとはスピード勝負です。
その日の晩のうちにT様にご報告し、家族会議を開いていただき、メールベースで「購入したいです。」との回答を頂きました。
あとはこの物件をなんとか購入できるように動くのが私の仕事、
翌朝5時に起き、7時には会社に到着し、7時30分にはメールとFAXで売主業者様に購入申込書を送りました。
そして待つこと2時間、売主業者の担当者様から私に電話が入り、
「今朝だけで3件のお申込みが入って、中石さんが一番手なんだけど、2番手の方のほうが○○万円金額が高いんだよね、中石さんのお客様がもう50万円価格上げてくれたら、中石さんのお客様で気持ちよく契約しますよ。」
との返答を頂きました。
売主の担当者様も、超大手との専任返しが切れるのを指折り数えていた…とのこと
すべての成り行きが私の想定の範囲内です。
私はT様ご夫婦とのお打ち合わせで話していた申込金額から更に50万円の価格交渉を入れた金額で購入申込書を作成し売主様に提示していましたので、50万円の価格UPはT様も許容範囲内です。
詳細は話せませんが、“三方良し“の技を使って、2番手の方のお申込金額より100万円安い価格で一番手を確保しました。
そして先週末、無事にご契約を終えたあとの様子が冒頭の写真です。
私もなんとかお父様、お兄様の信頼に答えられたのでは、
T様ご夫婦の新居で新しい思い出を作っていくお手伝いが出来たのでは、
と安心いたしました。
お引渡しは3月末の予定、そこまで気を抜かず万全のご案内を致します。
T様ご夫妻、本当におめでとうございます。
お二人なら、あのマンションで最高の思い出を作っていくでしょうね。