不動産ブローカーの手口


本日、不動産ブローカーより送られてきた物件資料

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昨今、こんなニュースこんなニュース「地面師」なる存在が注目されています。

地面師ほどのプロが騙されてしまうような巧妙な手口ではないですが、不動産取引の現場では俗に “不動産ブローカー” と呼ばれる、詐欺まがいの行為をする人間が存在します。

彼らの手口は概ね以下のようなものです。

相続が発生した地主さん、企業の遊休地等の情報を様々なルートから入手し、その物件が売り物ではないにも係わらず、あたかも売り物であるように見える資料を作成し、それを内々で購入力のある購入検討者(不動産開発業者や投資家)のところに持ち回る。
(冒頭のものがまさにその資料のいちページ目の物件概要ですが、とても16.5億円の物件の資料には見えません…)

“その物件をいくらで買いたい” という申込みを取り付けた段階で、初めて不動産ブローカーがその物件の所有者に「あなた(御社)所有の不動産をいくらで買いたい、というお客さんが既にいるのだけれど、売りませんか?」と話を持ちかける。

典型的な詐欺商法ですが、相続が発生して数ヶ月後には相続税の現金納付が必要な地主さんや、お金に困っている法人さんに上手いことブチ当たれば、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる…ではないですが、実際に取引が成立する場合も存在します。

この手の取引に、大体はハイエナ的な感じで複数の不動産ブローカーが介在し、情報を右から左に流すだけで甘い汁を吸おうとしています。

以前、マンション用地の仕入れをしていた経験もありますので、今でもこの手の情報はたまにいただきますが、信頼できる情報なのか、実際に所有者さんにつながる情報元なのか… 資料をサッと見ただけで大体の見当は付きます。

今回の情報は… 何も分かっていない素人が地面師ブーム?に乗って一攫千金を狙っている、というレベルではないかと…

明日、私宛に不動産ブローカーの元締め?さんから連絡してくる、とのことなので、しっかりとインチキ野郎はケチョンケチョンに話しをしてみます。

本当にこの条件で買えれば、投資案件として買っていただければ間違いなく儲かるんですけどね…

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