お役所仕事


ブログ記事には関係ありませんが、本日調査後に食べた馬車道にある人気店「べいらっきょ」のチキンスープカレー、調査の際にはランチどきに合わせて食べに行きます!

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 本日は、朝一番から火曜日に行った物件調査の追加調査を…

昨晩、重要事項説明書を作成していましたが、実際に作成していくと何度やってもいくつかの調査漏れが出てくるものです。
期日を逆算し不測の事態に備えて早めの準備をする、これは仲介仕事の鉄則です。

今回はマンションの敷地の一部が拡幅予定の都市計画道路(国道16号線)に掛かっており、計画道路拡幅ラインが敷地のどこの位置に来て、将来的に敷地面積がどの程度道路に取られる可能性があるのか、ということを確認するための調査。

まず横浜市の道路局へ行き、“どこに確認すればいいの?” とヒアリング、
そうすると同じ道路局の企画課が窓口だというのでそこへいくと
「国道は国土交通省になるので、その出張所のどこどこへ…」
という話となり、さすがにそこは遠いので電話で確認。

そうすると最終的には横浜市建築局に詳細書類を提出し、その書類に約10日後に図面上にラインを引いてざっくりのラインを提示してくれるとのこと。

典型的なたらい回しです。

結局面積も分からないし、時間掛かり過ぎだし、そこまでやる必要もなし…という結論に。

仲介者としては “ここまで調べましたけれども、結局答えがありませんでした” というところまで調査するのが仕事です。

お役所仕事といえば… 私の経験上、こんな最悪なお役所仕事がありました。

私がまだ独立前、信託銀行の子会社で仲介をやっていた時、国有地の入札の実務仕事を行って際のこと。

その国有地は今回の調査地と同じように計画道路(綱島街道)に面していましたが、その国有地の存するエリアが「公図混乱地域」と言われる“現況と公図が一致していない地域” でした。

実際には将来道路が拡幅される予定の土地の部分が公図上に存在しておらず、その土地に不法占拠のプレハブ(営業してるかしてないか分からないスナックがテナント入居)が建っていました。

私はその国有地の入札を行うべく、その不法占拠を解決するために道路管理者である横浜市道路局○○出張所へ何度も連絡しましたが、いつ電話掛けても所長は不在。

それであればと直接押しかけると、あからさまな居留守を使われる始末…

地方公務員の出張所の所長なんて数年もしたらお役目ゴメンでしょうし、自分が所長のうちには解決するのが面倒な問題は触れたくない…という姿勢が手に取るように分かります。

結局、その国有地は上記の内容を財務省宛に報告書で提出し、現状の不法占拠の有るままの状態で入札を行いました。

その入札で用地を激安価格で落札したのは地元の不動産業者、その後数年すると国有地には立派な分譲マンションが建設されていました。

仲介者の立場では立ち退き交渉はできませんが、落札をした業者さんは、それはエゲツない立ち退き交渉をし、立ち退き後にマンションデベロッパーへ高値で売り抜けたのでしょう…

個人的にお付き合いするとそんなに悪い人でないこと多いんですけどね、
組織の人間として対応すると、どうしようもない人が多くなりますよね、お役人って…

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