自己資金を後から出す!?



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 本日は休日を利用し、外部セミナーを受講しました。

不動産コンサルティングマスターという資格の更新要件(5年に1度更新が必要)となる講座でしたが、講師の先生が不動産業界でも超有名人の方で、受講目的が半分、講義終了後の名刺交換が目的の半分…といった感じでした。

講義のタイトルは「投資判断の手法」、講義自体も普段の業務で慣れ親しんでいる内容がほとんどでしたが、そこはやはり百戦錬磨の講師の先生、説明の仕方がとにかく分かり易い。

今後、自分が行うセミナーでも“こういう表現で話せばいいのか!”パクリ勉強になりました。

セミナーの中で一番気付きをいただいた考え方は
“自己資金を後から出す”
という概念と、それを融資利用で実践する「ミックスローン」という方法。

例えば、3億円の投資をフルローンで行い、金利1.5%、借入期間30年という条件であれば月々の返済が約100万円、10年間支払いを続けた際の残債は約2億円になり、この投資を勧められた投資家さんは “10年後の残債がまだ2億円もあるんじゃねぇ” と投資に消極的になってしまう。

そこで、投資した物件から上がるキャッシュフローを返済に充てる(=自己資金を後から出す)という発想で融資の組み方を二本立てにする。
1本は上記と同じ金利1.5%、借入期間30年で2億円の借入、
もう一本は借入期間を10年にして1億円の借入、
そうすると月々の返済は約160万円になるが、10年後の残債は約1.4億円に。
“10年で残債が半分以下になるのであれば、リスクもそれほど大きくないかな” と投資判断をいただける確率も高くなる。

ネット利回り7%とすると月換算の収益が約175万円、融資1本の場合であれば75万円あった手残りがミックスローンの場合には15万円になってしまうが、突発的な修繕費等が発生する可能性の低い当初10年で残債を返してしまう、10年経過した時には10年返済で組んだ融資は完済しているので残りの返済は約70万円(残20年)、10年後の収益が150万円に減額していたとしても11年目以降の手残り金額は月額80万円、かなりの余裕が生まれます。

気付きを得るためには、10冊の本を読むよりも優秀な講師のセミナーを1回受講する、それを再確認できた素晴らしい講義でした。

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