柱数本残しのフルリノベーション




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 CFネッツ東京本社のある中央区銀座、こんな都会のど真ん中でなかなか面白い建築プロジェクトが進められています。

その現場は東京本社から歩いて1〜2分の場所にあるのですが、つい最近 “古い一戸建ての解体が始まったなぁ〜” と日々現場を見ていたら、いつまで経っても柱が数本撤去されずそのまま残っている。

しばらくすると、その柱(木製)が雨に濡れないようにブルーシートで覆われて保護されている。

“ムムッ、これはさては…”
建築・不動産の業界に長くいる人間であればピンときます。

いわゆる「柱数本残しのフルリノベーション」です。

この手法は接道義務を満たしていない(間口が道路に2m以上接していない)敷地を再利用する際によく用いられる方法です。
本来であれば接道義務を満たしていないので建物を解体して再建築することはできませんが、柱が一本でも残っていれば再建築ではなくフルリノベーション(フルリフォーム?)となり、新たに建築確認申請をする必要がありませんので、ほぼ新築状態の建物が建ってしまうのです。

なんて抜け道キワッキワなやったもん勝ち建築。
私、こんなの大好きです。

今回の銀座1丁目では、銀座地区の地区計画で様々な規制があり、普通に建て替えるとなると1階部分を店鋪等にしなければならなかったり、面積制限があったり?といった制限からの抜け道?として、柱数本を残してフルリノベーションで建てちゃえって計画かと思われます。

私にはこの道のプロの知り合いも多く、いつかはお仕事でご一緒したいと思っています。

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