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ここのところのニュースで「所有から利用へ」という流れを多く見るようになっています。

特に大きなニュースになっていたのが、トヨタ自動車が定額で車乗り換え放題の新サービスを2019年から行う、というもの。

トヨタが始めるのは「サブスクリプション(定額制)」というサービスで、例えば高級セダンに一定期間に乗った後、次はSUVに乗り換える…といった感じの定額サービスを月額約8万円から利用できる、というもの。

月額8万円…となると、保有コストと変わらないか、少し高いくらいかとも思いますが、お気軽に車を乗り替えられ、整備や保険などの手間や費用が掛からないとなると、ある一定の需要はあるのでしょうか。

乗り換えサービス以外でも、販売店を拠点としたカーシェアリング事業を拡大していく計画もあるようで、これまでの収益構造を180度変える流れが起きています。

この流れは自動車産業のみに留まらず、我々不動産業界にもジワジワといろんな事例が現れています。

例えば、本日の日経新聞の記事にもあった
「外食店 時間帯で貸し借り、居酒屋借りて昼はパスタ店」
とうものが、ここのところ目立ってきたものではないでしょうか。

シェア店舗のみで営業するローストビーフ丼のお店が都内を中心に9店舗展開、
昼間は閉まっている居酒屋の店舗を借り、お昼にカレーやパスタ店を開く…等

これまでに無かった発想の不動産を利用したシェアビジネスが、ネット仲介企業を介してどんどん生まれてきています。
例えばこんな感じ
軒先.com
akippa(駐車場)

居住用不動産での事例…となると、まだそれほど思い当たるものはありませんが、
問題になっている「かぼちゃの馬車」のようなシェアハウスはちょっと違います。あれはオーナーが所有して入居者に水回りをシェアさせるだけですから…

この「所有から利用へ」の発想を、今後いかにビジネスの中に取り入れていけるか、
それが出来なければ時代の変化の中で “ゆでガエル” になってしまうことは間違いないでしょう。

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