「アパート30年一括借り上げ」を行ってきた企業の潮目変化


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8月7日から14日まで夏季休暇をいただいており、
前半は広島の実家へ帰省して、
後半は横浜に戻り、
たまにしか会えない人たちとひたすらお酒を酌み交わしたお休みでした…

気が付けば14日の休暇最終日、
最終日にして初めてお昼からお酒を飲むこともなく
お買い物、ジムでのトレーニングを行い、最後に明日からの仕事再開に備えて美容室でcutを済ませてから自宅までの帰路を歩いていると、お盆休みの真っただ中のこの日に慌ただしく引っ越し作業を行っている店舗がありました。

直接の取引は殆どありませんでしたが、面識のある担当者も何人かいる建設業者さんで、いつも店舗の前を通るとき、
“見栄えはいいけど、無駄にしてる展示・接客スペース多すぎ”
と感じておりました。

支店の移転なのか、一部署の引っ越しなのか、詳細はよく確認しておりませんが…

題名であげた
「アパート30年一括借り上げ」というスキームで事業を拡大させてきた業者さんは、その多くで潮目の変化が見て取れます。

かぼちゃの馬車に端を発し、スルガ銀行の不正融資問題、レオパレス21の施工不良問題…
不動産投資の業界では、この2年弱の間で多くの問題が発生し、
業界の中で長く働く人間としては “業界の闇の部分” として昔から存在を知ってはいたことの多くが、ここのところ一気に表面化しています。

何の責任も取らず会社を清算したもの、行政処分を受け新規融資をストップした金融機関、
新聞やテレビのニュースで取り上げられること以外でも、現場ではジワジワと波が引いています。

例えばレオパレス21の加盟店としてレオパレス物件の客付けを行っていた「レオパレスパートナーズ」が、どんどんその看板を下ろしています。
そもそも加盟店ビジネスは看板を提供する母体企業のブランド力があってこそ成り立つもの、
そのブランド力が地に落ち、逆に入居者にマイナスのイメージさえ与える今の状況で、高い看板代を払い続けることよりも脱退という道を選ぶことは至極当然のことです。

私が昨日、引っ越し作業を目撃した某会社は、レオパレス21とは資本関係等のない別の会社ですが、同族会社と見られてもおかしくない要素も多々あり…
いろいろと煽りを食って大変なのかと…

地味に賃貸管理件数をコツコツと積み上げている会社が、お客様第一で丁寧に仕事をしている会社で、そんな会社が日の目を見る業界になっていく時代は近いのか… 遠いのか…

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