街と人の持つイメージの変化


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夏休みの後半戦のこと…

私は毎年残念ながら男友達と…、葉山御用邸に隣接する一色海岸へ海水浴に行っています。
一色海岸はこんなところ
常連の海の家は老舗の「さざ波」さん

「さざ波」で荷物を預けて着替えたら、海の家の近くで人がごった返しているエリアではなく、御用邸の更に先の辺りの、波も穏やかで透明度の比較的高いエリアで家族連れに交じりながらガチ泳ぎとまったり日焼け(保冷バックでビール持参)を楽しみます。

この海水浴場周辺は駐車場が少なく、この時期の駐車場料金のぼったくりはすごいので、いつも電車とバスを乗り継いで行っていますが、横浜駅から横須賀線に乗り「逗子」駅を目指したつもりが、うっかり湘南新宿ライナーに乗車してしまい、乗り間違いに気付いたのが「辻堂」駅でした。

辻堂で飛び降りて、東海道線で「大船」駅まで引き返すことになりましたが、久しぶりに辻堂駅のホームに降り立ってみて、ホームから見える景色にビックリ!!

私の知る辻堂駅北口の風景とは全く別の街になっていました。

私が辻堂駅をよく利用していたのは今から実に20年近く前のこと…

当時私は、(株)大京に勤め、新築ライオンズマンションの販売を行っておりました。
2000年の春から秋にかけての数か月間だったと思いますが、こちらのマンションの販売の為、毎日辻堂まで通っておりました。

そのころの辻堂駅北口と言えば、正直言って何もない、
というよりも、非常に悪いイメージしかないエリアでした。

辻堂駅北口を降りてすぐ目の前に広がるのは関東特殊製鋼のどんよりとした工場、
そのすぐ横に一件葬祭場がポツンと存在し、それ以外は何もない、というのが当時の私の記憶です。

私が販売していた新築マンションは駅から南側、134号線から数十メートル入った大通りに面しており、上層階からは相模湾を見下ろし、浜辺まで徒歩2~3分、辻堂海浜公園も程近い、まさに “人気の海側” という場所でした。

“どうせ湘南・辻堂に住むのであれば、線路南からビーチまでの間の『海側エリア』に住みたい!”
と考える人が殆どでした。

その流れが変わったのが2011年3月11日の東日本大震災、
津波被害を恐れて海側が敬遠される状況となり、建売住宅のチラシ等では
「安心、安全、人気の山側」などというキャッチコピーも見られるようになりました。

“って言っても、何にも無いでしょ…”
と心の中で思っておりましたが・・・

20年近い時を経て降り立った駅北口は、完全に別世界でした。

北口駅前商業施設のテラスモール湘南がオープンしたのが2011年11月のこと、
それ以降の辻堂駅前しか知らない人たちからすると
「人気の山側」と言われることに違和感も持たないのかもしれない…
私にはまだ違和感しかありません…

時代と共に街も変わり、人の持つイメージも変わる

これは辻堂エリアに限らず、
特に東京都内でも住宅地として昔は “西高東低” と言われていたものが、
今ではに台東区、江東区、墨田区といった東側のエリアにタワーマンション等が次々と建設され、人口流入増加が起こる“東西逆転現象” が発生しています。

今後5年先、10年先はどう変化していくのか…

20年以上、不動産を生業としてきた者として、興味が尽きません。

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