昨日発表された基準地価が14年連続最高額となった東京都中央区銀座2丁目の「明治屋銀座ビル」1平方メートル当たり、なんと4,320万円!
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昨日、国土交通省が2019年の基準地価を発表しました。
ご存知の方ばかりかと思いますが、念のために基準地価とは…
「基準地価」
基準地価とは、各都道府県の調査を基にして9月下旬に公表される地価指標の一つです。
正式には都道府県基準地標準価格といい、7月1日時点の土地価格の調査を基にしています。国土交通省が公表する公示地価と同様な公的な指標です。
基準地価とは、各都道府県の調査を基にして9月下旬に公表される地価指標の一つです。
正式には都道府県基準地標準価格といい、7月1日時点の土地価格の調査を基にしています。国土交通省が公表する公示地価と同様な公的な指標です。
都道府県から依頼を受けた1人以上の不動産鑑定士が鑑定評価し、標準価格として発表されますが、私はかなり「鉛筆ナメナメ…」の要素が強く感じ、全体の動きの参考程度と考えています。
ちなみに、基準地価の方は公開がありませんが、国交省が発表している公示地価では、国交省の検索システムにおいて、こんな感じで鑑定評価書を公表しています。(最高額の銀座4丁目「山野楽器銀座本店」の鑑定評価書です。)
本題に戻りまして…
昨日の基準地価発表で目に付いたワードは
特に地方圏の中核市(札幌、仙台、広島、福岡)は住宅地を含む全用途で上昇率6.8%。
三大都市圏(東京、大阪、名古屋)の上昇率2.1%の3倍を超え、地方圏の地価上昇が回復をけん引していることが数字上にも表れています。
とはいえ、地価が上昇した地点は全体の32.8%に過ぎず、下落地点が半数以上というまだら模様の回復であるのが現実。
前述した3つのワードに縁の無い地域に関しては、人口減少も影響し、今後地価が上昇局面に向かう要素も見当たらず、二極化が進む傾向が続くことが予想されます。